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日本セキュリティ・マネジメント学会を2002年から力強く引っ張っていっていただいた辻井重男前会長の後を受けて第4代会長に就任いたしました東京電機大学の佐々木良一です。情報セキュリティ技術については1984年から研究開発や製品化にかかわってきましたが、セキュリティ・マネジメントに興味を持ち始めたのは比較的最近ですので、皆様にはいろいろご指導いただくことも多いかと思います。よろしくお願い申し上げます。
会長への就任にあたって次のようにしていきたいと考えております。
(1)活発な活動を通じて社会に役立つ学会へ
(2)会員に役立つ学会活動を
これらを実現するため、これまでも辻井前会長指導の下、
(a)各種のシンポジウムやワークショップの開催
(b)学会誌の年1回の発刊から年3回の発刊への増加
などを行って参りましたが、今後は次のような対応がさらに必要になると考えております。
(1)学会論文の質の向上:学会誌の発刊回数の増大に伴い掲載論文の数は確実に増加しております。また、量の増大に伴い質のよい論文も少しずつですが増えてきています。さらに投稿論文を増やすことにより、質の向上を実現していきたいと考えています。
(2)全国大会の発表件数の増大:投稿論文の数を増やすためにも、全国大会での発表件数を増やす必要があると思います。これは、辻井前会長での悲願でもありぜひ実現していきたいと考えています。発表を行うのは会員として当然のことであるという意識改革や、学生の発表コーナの増加などを図っていきたいと思います。
(3)研究会活動の活性化:学会の活力を支えるのは研究会活動だと思います。また、このことが、全国大会での発表の増大や、論文の量や質の向上につながっていくのだと思います。研究会活動の中で、海外の調査などにとどまらず、新しい方法論の提案やケーススタディの実施などを強化し、さらなる新たな価値の創造を期待したいと思います。私自身も、今までは研究会活動に熱心ではありませんでしたが、今回、ITリスク学研究会を立ち上げ活動を開始しました。
(4)国際化の進展:何とかして日本のセキュリティ・マネジメント活動や技術を、海外に発信できるようにしていきたいと思います。すぐに、単独でというのは難しいので、関連学会などと協力しながら実施していきたいと思います。
(5)実用化の推進:本学会は実務家の方も多く、学会活動から得られた知識や技術がそのまま実用化されている部分も多いのですが、企業などに属する会員以外の人たちにこれらの技術などを広め、安全、安心な社会の実現に貢献していくことも大切ではないかと考えています。このため、日本ネットワークセキュリティ協会など業界団体との協力の強化も必要だろうと思っています。
私は、情報セキュリティは総合科学であるべきだと思っています。幸い本学会は、文系の会員、理系の会員の両方が存在します。価値の違いなどがあって難しいところもありますが、このことがお互いに刺激しあって新たな価値の創造を可能にできると思います。本学会に期待されるものはますます大きくなっていると思います。活発な活動を通じて社会に役立つ学会にしていきたいと思っています。
このように書きましたが、私は辻井前会長に比べ、見識、行動力ともに残念ながら劣っています。会員の皆様のご指導、ご協力なしにはこれらの実現は不可能であります。今後ともよろしくお願い申し上げます。
以上
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