セキュリティ法制度研究会
主査 林 紘 一 郎
幹事 北野晴人
開催趣旨
本研究会は、社会に生起する様々なセキュリティ問題について、法的側面からアプローチを行うことを目的として、定例研究会を開催します。
情報セキュリティに関する法体系は、未だ整備されておらず、解釈法学を中心とする伝統的な法技術によるアプローチでは限界があると言われています。一方、技 術は分進秒歩で進み、解決すべき問題点が次々と現れています。これまでの研究会の成果によって、技術的な諸問題や、それに対する解釈法学的アプローチについては、参加者の共通認識が醸成され、一定レベルに達したものと考えられます。そこで、今後は、ガバナンスや倫理の視点等を加えつつ、主に立法政策学の観
点から、情報セキュリティに関する法制度を検討していく予定です。
平成23年の研究会を開催するにあたっては、科学技術振興機構社会技術研究開発センター平成18年度研究開発プロジェクト「企業における情報セキュリティの実効性あるガバナンス制度のあり方」の研究成果、及びJSSM・25周年企画『セキュリティ学』(第8章の法学的アプローチ・林紘一郎先生ご執筆)等をもとに、情報セキュリティと法との新たな視点を考える会として進めることにしています。
本研究会の参加資格には制限を設けませんが、法学及び情報セキュリティ分野における応用的議論に参加できることを条件とします。
本研究会に参加を希望される方は、下記までご連絡を下さい。
幹事 北野晴人(情報セキュリティ大学院大学 客員研究員)
E-mail haruhito.kitano@.iisec.ac.jp