2022年度 第3回研究会のご案内

2022年度の第3回研究会を下記のように開催します。
ご興味がございましたら、是非、ご参加ください。今回の研究会は、(公社)日本経営工学会関西支部および日本経営システム学会関西支部、日本情報経営学会関西支部との共催になります。

日 時:令和5年2月16日(木) 17:30~19:40
場 所:オンライン
参加費:無料
申込み方法:関西支部研究会 幹事 椎原まで
 masatsugu.shiihara[at]oit.ac.jp [at]は@に置き換えて下さい。
 2月11日(土)までにご連絡ください。
テーマ:「サプライチェーンにおける材の流れの調整者」
概 要:昨今、米中貿易摩擦、ロシアのウクライ侵攻などを契機にサプライチェーンに注目が集まっている。これまでも日本国内の産業空洞化によって、サプライチェーンの断絶による日本市場への供給断絶など度々議論されてきた。しかし、これらは一時の関心を集めるものの、いつの間にか忘れ去られてきた。わたしはその理由は地に足の着いたサプライチェーンの実態解明が進んでいないからだと睨んでいる。本講演では、鉄鋼業、製紙業、セメント業など素材生産企業を起点として完成品企業に至る具体的なサプライチェーンをお示しし、意外な業種・業態の企業が材の流れ(流量と流速)の調整者を担っていることを紹介する。そのうえで、現在のサプライチェーンが持続可能なのかを検討したい。
講演者:同志社大学商学部商学科 准教授 中道一心 氏
テーマ:「「人に業務をつける」~障がい者視点発の改善による誰もが働きやすい環境作りの事例~」
概 要:オムロンには創業者が制定し今も全ての業務指針となっている企業理念があり、その具現化した一例として障がい者の雇用推進の為に設立された「オムロン太陽」「オムロン京都太陽」と言う2つの特例子会社があります。今回は、オムロンの企業理念と特例子会社設立の経緯、そして実際にオムロン京都太陽で実施している障がい者を戦力化する為の取組みや、それを実施する事による障がい者以外へも業務効率向上の影響が出ると言った実例紹介を通じて様々な人が共に働く未来の共生社会を表すような一風景を紹介いたします。
講演者:オムロン京都太陽株式会社 CSR課 荒井裕晃 氏