2018年11月19日

関係各位

第4回「辻井重男セキュリティ論文賞」募集要項

 

辻井賞運営委員会 委員長
日本セキュリティ・マネジメント学会 会長
大木榮二郎

 

この賞は、情報セキュリティ総合科学の発展に多大な貢献をして大きな足跡を残してこられた辻井重男先生から「将来の情報セキュリティ人材育成の為に」との熱い想いと共にいただいた寄付を原資に、情報セキュリティ関連の団体の協力を仰ぎ、学生に限らず広く若手の研究者や実務家の、情報セキュリティの技術とマネジメントに係わる優れた論文を表彰するものです。

2015年に運営体制を大きく拡充して4回目となる2018年度の「辻井重男セキュリティ論文賞」の募集要項には、以下の点に変更を加えております。

1.この論文賞は「学術」と「実務」の二本柱で構成されることとし、学術研究論文に加えて、実務課題論文(実務課題の本質を追求した論文や理論解を実務に応用した論文など)およびその他の論文等も対象とすることを明記
2.応募用紙に、「学術研究論文、実務課題論文、その他(例えば経験事例やシステム開発論文等)」の三区分を追加
3.特別賞三つのなかに、原則として学術研究論文と実務課題論文とがそれぞれ一つは含まれることを原則とすることを明記
4.キーワードを群に分けて例示

これらの変更点をご理解いただき、応募をお願いします。幅広い皆様からの応募を期待しています。

辻井賞は以下の7つの団体で運営されています。

辻井賞運営委員会構成団体

(1)日本セキュリティ・マネジメント学会(JSSM)
(2)情報セキュリティ大学院大学(IISEC)
(3)情報処理学会コンピュータセキュリティ研究会(CSEC)
(4)日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)

辻井賞協力団体

(5)電子情報通信学会情報セキュリティ研究会(ISEC)
(6)情報処理学会セキュリティ心理学とトラスト(SPT)研究会
(7)情報処理学会電子化知的財産・社会基盤研究会(EIP)研究会

 

- 記 -

募集論文:

「情報セキュリティに関わる論文」で、未発表の論文もしくは募集開始の日から過去3年以内に発表した論文で、辻井賞に未応募のものとします。学術研究論文に加えて、実務課題論文(実務課題の本質を追求した論文や理論解を実務に応用した論文、デジタルプラクティス論文などを含む)、およびその他の論文等(例えば経験事例やシステム開発論文等)なども対象とします。以下のキーワード群を参考に、キーワードを明示して応募ください。

参考キーワード群:

(A) リスク管理、セキュリティポリシー、緊急事態管理、セキュリティ監査、セキュリティ評価、
(B) 個人情報・プライバシー保護、セキュリティ教育・法律、心理学とトラスト、
(C) 情報犯罪とセキュリティ、環境マネジメント、セキュリティ経営、IT統制、情報セキュリティ会計、
(D) 暗号、暗号プロトコル、情報ハイディング、
(E) ネットワーク監視・追跡、フォレンジクス、コンピュータウィルス、Web・メールセキュリティ、
(F) アクセス制御、認証・バイオメトリクス、セキュリティ設計・実装、
(G) OS・仮想化、ハードウェア、組み込み・制御システムセキュリティ、
(H) 電子商取引、コンテンツ保護、ソフトウェア保護、IoTセキュリティ、サプライチェーンセキュリティ、
(I) その他のキーワード

募集期間:

本日より2019年1月18日(金)まで(当日までの電子メールまたは消印のある郵便)

応募先 :

下記の辻井賞運営事務局まで郵送または電子メールにてお送りください。
日本セキュリティ・マネジメント学会 事務局内 辻井賞運営事務局
〒169-0073 東京都新宿区百人町1-20-3 バラードハイム703
TEL 03-3371-5183、 E-MAIL  office@jssm.net

応募者資格:

主筆者が、学生/社会人学生/研究者/実務家(前3者以外)のいずれであるかを明記して下さい。研究者と実務家については、論文応募時点で40歳未満であることが条件となります。応募者以外の方(例えば指導教員など)からの他薦も歓迎します。

応募様式:

応募/推薦用紙」に記入の上、論文に添付して応募ください。応募/推薦用紙には、アピールポイントの欄があります。論文審査の際に、アピールポイントが的確かつ論理的に記述されているかも審査のポイントになります。200字以内で、簡潔に要点を示してください。論文は、JSSMまたは関連学会の投稿規程等に示された執筆要項に沿った体裁でお願いします。JSSM論文投稿規程については、「JSSM-2-720学会誌研究論文等投稿規程」をご覧ください。

賞の構成:

辻井重男セキュリティ論文賞大賞(賞金10万円)1本
辻井重男セキュリティ論文特別賞(賞金2万円)3本
辻井重男セキュリティ論文努力賞(表彰状のみ)2本
を予定しています。特別賞には、学術研究論文と実務課題論文とがそれぞれ一つは含まれることを原則とします。

発 表:

受賞論文の結果は、2019年2月末頃までに応募者宛に通知します。同時に日本セキュリティ・マネジメント学会ならびに関連団体のホームページなどに掲載いたします。

表 彰:

表彰は、2019年春に開催予定の「JSSMセキュリティ公開討論会」にて行います。受賞者には事前に詳細をお知らせいたします。

受賞論文の取り扱い:

辻井重男セキュリティ論文賞大賞(および辻井重男セキュリティ論文賞特別賞)を受賞した論文は、日本セキュリティ・マネジメント学会の学会誌への掲載を原則とします。未発表の論文が受賞の場合は、応募者がJSSM会員でない場合でもJSSM学会誌に辻井賞受賞論文として掲載できることとし、その場合の受賞論文についての取り扱い(著作権等)はJSSM投稿規定によるものとします。受賞者が特段の理由でJSSM学会誌への掲載を望まない場合及び受賞論文が既発表の論文の場合は、受賞者に学会誌掲載用の概要文を作成いただき、JSSM学会誌に掲載します。概要文は2ページ程度とし、様式はJSSM投稿規程によります。受賞が決定した時点で、他の学会等に投稿中の論文の取り扱いについては、応募者と相談の上、上記いずれかの方法を選択するものとします。また、受賞に至らなかった論文は、その後他の学会等に投稿するなどの取り扱いに制約は設けません。

以上